Steam Machineが販売開始されたと思いきやすごい人気で即日で売り切れてしまいました。
Steam Machineの販売開始時、世間の期待とは裏腹にけっこう高い価格設定で投入してきたと感じました。
為替の影響で日本円が歴史的に見てかなり安い水準なので仕方のないところはあると思いますが、価格設定には賛否あり話題になっています。
じゃあ結局このSteam Machineは買いなの?PS5でいいの?はたまたPS5 Pro?という声が多く上がっているので性能を比較しながらどんな人が買うと良いのか考えていきたいと思います。

PS5とゲーミングPCどっち?という論争も後が絶えないと思うので、ゲーミングPCにも少し触れつつ、今回はPS5を中心にSteam Machineと比較していきますので、これからPS5やPCの購入を検討している人も是非参考にしてみてください。
結論!人それぞれ
まず結論から言うと、プレイしたいゲームタイトルと予算によって買うべきマシンが決まる!です。
またゲーム画質、フレームレートなどの求めるゲーム体験の一定の水準。
単純にお金が潤沢にあるならPC一択です。
ですがPS5専用タイトルには魅力のあるものもあります。
またSteam Machineが気になるからこの記事を見に来てくれているのだと思います。
SNSではPS5でもいいのでは?という意見もたくさんあります。
ここから先はPS5と性能と仕様の違いがよくわからない、Steam Machineがどんなものかわかっていない。という人にも理解しやすいようにそれぞれのハードの特徴を掘り下げて説明していき、最後におすすめできるマシンをお伝えしたいと思います。
価格 【2026年6月現在】
価格は2026年6月時点の設定です。
Steam Machineは現在KOMODO STATIONのみ取扱いがあります。
販売店は今後増えるかもしれませんが現状、他では買えません。
ご存じのとおり、近年AI関連需要で半導体やメモリを巡る企業間の争奪戦を背景とした部品コストの上昇によりゲーム機本体価格が上昇しています。
PS5は2020年の発売当初はディスクドライブ搭載5万4,978円、デジタルエディション4万3,978円という価格設定だったことを思うとかなりの価格上昇となっています。
また今日まで何度かの仕様変更、価格の改定が行われているようで、半導体関連のニュースを鑑みると今後も価格の変更がある可能性は否めません。

| Steam Machine コントローラー無し | 512GB 18万9,980円 | 2TB 24万9,980円 |
|---|---|---|
| Steam Machine コントローラー付き | 512GB 20万4,980円 | 2TB 26万4,980円 |
| PS5 日本語専用 ディスクドライブ無し | 825GB 5万5,000円 | |
| PS5 Pro ディスクドライブ無し | 2TB 13万7,980円 | |
何度かの改良や価格設定の見直しがあり、またPS5に始まりSwich2でも設定された日本語専用モデルも登場し、現時点での定価が判別しにくい状況になっている人もいると思います。
PS3やPS4はスリム版がでて軽量小型かつ、HDD容量の変更はありつつも価格は抑えられて発売されました。
PS5廉価版を待ち望んでいる人もいるかと思いますが廉価版の発売は実現しそうにはありません。

またPS5 Proの初発売時価格は119,980円でした。2026年4月の価格改定で14万円弱になったにも関わらず2026年6月時点では実店舗、オンラインショップでも売り切れが続出しています。

転売ヤーからの購入やフリマサイトでプレ値で購入してしまわないように必ず価格のチェックはもちろん、ネットで購入する際はショップの信用も必ず確認するようにしましょう。
性能比較表
性能表に記載する情報の一部は公式に発表されていない項目があります。
その点にご留意してご覧いただければ幸いです。
今回はSteam Machineに比較されやすいPS5とPS5 Proで表を作ってみました。
また2026年6月の仕様です。
| Steam Machine | PS5 日本語専用 | PS5 Pro | |
|---|---|---|---|
| 発売日 | 2026年6月23日 日本販売開始 | 2025年11月21日 | 2024年11月7日 |
| OS | Steam OS 3 | ソニーカスタムOS | ソニーカスタムOS |
| CPU | セミカスタムAMD Zen4 (6C/12T 最大4.8GHz) | カスタムAMD RYZEN Zen2 (8C/16T 最大3.5GHz) | カスタムAMD RYZEN Zen2 (8C/16T 最大3.5GHz) |
| GPU性能 | セミカスタムAMD RDNA3 28CU 2.45GHz VRAM 8GB GDDR6 | カスタムAMD RYZEN Zen2 RDNA2 2.23GHz 36CU 10.28TFLOPS | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine 16.7TFLOPS |
| メモリ | 16GB DDR5 シングルチャネル | GDDR6 16GB | GDDR6 16GB DDR5 2GB |
| ストレージ | 512GB NVMe SSD 2TB NVMe SSD M.2 2230 | カスタムSSD 825GB 最大5.5GB/s M.2 2280増設可 | カスタムSSD 2TB 最大5.5GB/s M.2 2280増設可 |
| 映像出力 | DP1.4 最大4K240Hz ×1 HDMI2.0 最大4K120Hz ×1 デイジーチェーン接続に対応 | HDMI2.1 (4K VRR対応) | HDMI2.1 (4K VRR対応) |
| AIアップスケーリング | AMD FSR4 | ー | PlayStation Spectral Super Resolution (PSSR) |
| サイズ | 高さ152mm 幅156mm 奥行き162.4mm | 高さ358mm 幅96mm 奥行き216mm(縦置き時) | 高さ388mm 幅89mm 奥行き216mm(縦置き時) |
| 重量 | 2.6㎏ | 2.6㎏ | 3.1㎏ |
| ネットワーク | ギガビットイーサネット | ギガビットイーサネット | ギガビットイーサネット |
| Wi-Fi | 2×2 Wi-Fi6 | Wi-Fi6 | Wi-Fi7 |
| Bluetooth | Bluetooth5.3 | Bluetooth5.1 | Bluetooth5.1 |
| インターフェイス | 前面にUSB-A 3.2Gen1 ポート(2個) 背面にUSB-A 2.0高速ポート(2個) 背面にUSB-C 3.2 Gen2ポート(1個) | 前面USB-C(Hi-Speed USB) 前面USB-C(SuperSpeed USB 10Gbps) 背面USB-A、SuperSpeed USB(10Gbps)×2 | 前面USB-C(Hi-Speed USB) 前面USB-C(SuperSpeed USB 10Gbps) 背面USB-A、SuperSpeed USB(10Gbps)×2 |
それぞれのマシンで良いところと劣るところがありますが、ここの一部の性能がいいからこのマシンが一番良いとは言い切れないような性能差となっています。
CPU性能
CPU性能はSteam MachineはZen4世代でPS5やProと比較して2世代も進んでいます。
シングルコア性能でPS5の約2倍に値します。
これはデスクトップRyzen5 5600xを上回るスコアが確認されています。
そのためCPU性能に依存する処理のゲームタイトルではPS5を上回る場面が多いかもしれません。
CPU性能に依存するというのは、画面上に大量の物等の表示、NPCが物理演算を行っているもの。複雑で膨大な容量のシミュレーションがリアルタイムで動くもの、多くの人が同時に同期するものといったような処理を多く要するものです。
- Cities: SkylinesⅡ
- Microsoft Flight Simulator
- ARK Survival Ascended
- モンスターハンターワイルズ
- Rust
- グランドセフトオート6
- スターフィールド
- パルワールド
- Cyberpunk2077
- PRAGMATA
有名なタイトルだと上記のようなゲームがCPU性能を高く要求される場面が多いです。
CPU依存度が高いゲームパフォーマンスはPS5に比べてSteam Machineに軍配が上がるようです。
GPU性能
Steam MachineのGPU性能はAMD Radeon RX7600に近い性能と言われており、PS5はRX6700と同等くらい、PS5 ProはRX7700XTに相当する性能があると言われています。
これはPS5 Pro ≫ PS5 ≧ Steam Machineの構図ができると思います。
上記は単純にGPUパワーだけでの評価ですが、Steam MachineにはFSR4.1を採用、PS5 ProにはPSSRとういうそれぞれAIによるアップスケーリング技術が搭載されています。
この技術によりSteam Machineはグラフィック面ではPS5に勝る場面があるかもしれません。
PS5 ProはGPUパワーを基準とした強力なPSSR技術の相乗効果によりレイトレーシングを強化し、他の2機より良いグラフィックとパフォーマンスを提供してくれます。
- FAINAL FANTASY 16
- Cyberpunk2077
- モンスターハンターワイルズ
- アサシンクリードシャドウズ
- 黒神話 悟空 Black Myth Wukong
- Alan Wake 2
高いGPU性能を要求されるゲームタイトルです。
グラフィックの描画とフレームレートだけでいうとAIアップスケーリングで向上しますが遅延が多少発生してしまいます。
フレームレートを優先するのであればSteam MachineはPC設定と同じように細かく変更可能なので、グラフィック設定を下げ調整しfpsパフォーマンスを向上させる事もできます。
一方PS5はSteam Machineほど細かく設定できないので、極端にいうとフレームレートを優先するかグラフィックのキレイさを優先するかの設定になります。
PS5 ProはPSSRのおかげで高品質な描画を表示しつつ、フレームレートも犠牲にしない性能を持っています。

GPU性能を重視するゲームタイトルではSteam MachineよりPS5、PS5 Proの方が良いパフォーマンス結果が出ます。
メモリ
PS5はGDDR6を16GB、単純に言うとGPUに使用するビデオメモリ(VRAM)とシステムメモリを共有しています。PS5 ProはGDDR6 16GBをゲームを動かす高速処理に使用し、追加されたDDR5 2GBのメモリは低速処理に充てられてます。
Steam MachineのメモリDDR5 16GBは主にゲーム以外のシステム処理に使用されており、。ゲームに使用されるビデオメモリはGPUに搭載されたVRAM8GBとなります。
PS5は余っているRAMをビデオメモリとして使用できることから、状況によってはSteam MachineのVRAM8GBよりゲームにおけるパフォーマンスが上回る場面があります。
余談ですがSteam Machineは分解は必要になりますがメモリを変更または増設することによってデュアルチャネル化できます。
ただデュアルチャネル化、RAM容量アップしたところで大きなパフォーマンスの向上に繋がるかは謎です。
SSD
Steam MachineとPS5 Proは2TBのSSD、PS5は825GBのSSDを搭載しています。
Steam MachineのSSDはM.2 2230という小さ目なサイズのSSDを搭載しており発熱によるパフォーマンス低下が懸念されます。
デスクトップPCと同じ2280サイズに変更することも設置スペース的には可能ですが、固定するためのネジ穴の位置が変わるのでSteam Machineで2280サイズのssdに交換する時は延長ブラケットが必要です。
PS5とProに内臓されているSSDは基盤に組み込まれているので交換はできないです。
SSD増設用の空きスロットに増設することで容量を増やすことができます。
このスロットはデスクトップPCに使用されている標準的なM.2 2280サイズ用なのでSteam Machineに採用されている2230に比べて排熱は良いです。

PS5にSSDを使用する時はヒートシンクがついた物を増設してあげましょう。
映像出力
Steam MachineはHDMI ポートとディスプレイポートの2つの映像出力ができますが、ゲームモードで同時に接続できるモニターは1台のみとなっているようです。
デスクトップモードを表示し操作する場合はキーボードとマウス、もしくはSteam Controllerが必要です。
PS5とPS5 ProはHDMIポートが1つのみとなっています。
番外編 ゲーミングPCのすすめ
ここまでSteam Machineを中心にPS5とPS5 Proを比較してきましたが、ここでゲーミングPCを一つの選択肢としてススメさせてください。
ゲーミングPCのような高性能PCをすでに所持している人にSteam Machineを検討する人はいないと思いますが、PS5を所持している人がSteam Machineの購入を考えている人達への話です。
メモリやSSDが高騰しているとはいえ、20万円以上のSteam Machineを購入するのであれば私は同じようなスペックでも拡張性の高いPCを勧めます。
静音性やデザイン、サイズ感に関してSteam Machineの評判は良いですが、20万円あればSteam Machineと同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮するPCが自作にはなってしまいますが構成と部品を考えれば作ることができます。
ただSteam MachineをPS5みたいなコンシューマー機と同じように、気軽に遊べるゲーム機と考えて購入する人からすれば自作PCはハードルが高いと思いますが、自作でなくても大手PCショップが販売しているようなBTOパソコンがあります。
パーツこそ細かく選べないし少々割高になってしまいますが、購入後のサポートも付いているしPC初心者には安心して購入できるようになっています。
Steam MachineはCPUやGPUの変更はできないので、この代っきりのゲーム機になってしまいインディーゲームや負荷の軽いゲーム中心のプレイ体験となってしまいますが、パーツを変更と更新をしていけば長い運用を続けていけるので私はゲーミングPCを推しています。
Steam Machineの注意点
購入前にSteam MachineはすべてのPCゲームが遊べるわけではない点に気を付けるべきです。
アンチチートツール(不正防止)を採用しているオンライン対戦ゲームやSTEAMストアに無くSteam OSに最適化がされていないゲームはプレイができなかったり、起動が制限されています。
またVALORANTやLeague of LegendsはRiot Games公式にてWIndows版をダウンロードしなければならなく、STEAM版がないのでプレイできません。
miHoYoの原神や崩壊スターレイルも公式サイトやEpic Gamesにてダウンロード、FortniteはEpic Gamesでダウンロードといった、STEAMではプレイできない有名タイトルはけっこうあるので注意が必要です。
- Apex Legends
- VALORANT
- League of Legends
- Fortnite
- Escape from Tarkov
- FINAL FANTASY XVI
- 原神
これらの有名タイトルはプレイできない状況です。miHoYoのタイトルのゼンレスゾーンゼロは何故かSTEAMでプレイできます。
FF7RはプレイできるのにFF16は不可とされているのでタイトルによって確認が必要です。
STEAMアプリや公式サイトでSTEAM DECK互換性という項目が”非対応”の記載があるものはプレイできません。
下記の画像の位置にほとんどのゲームがSTEAM DECKの対応記載があるので確認しましょう。

まとめ それぞれのマシンを選ぶ理由
それぞれの性能を説明してきましたが、なにか購入するためのヒントを得ることはできましたか?
それぞれのマシンのメリットをまとめていきたいと思います。
- Steam(PC)でしかプレイできないゲームがある。
- PC(windows)にはないレジューム/サスペンド機能により、中断→復帰が短時間でできるためコンシューマ機感覚でお手軽にプレイできる。
- 静音性が高くフロントパネルが変更でき、デザイン性も高くコンパクトなので部屋の景観を損ねる事無くデスクに置ける。
- PS5やXBOXみたいにオンラインマルチプレイのサブスクに入る必要がないのでランニングコストが安い。
- キーボードマウスやいろんなコントローラーでプレイできる。
- インディーズゲームが豊富で、公式セールで安くゲームを購入できる。
- 他の2製品に対してかなり価格が安い。
- PCゲームと違い細かい設定なしに気軽にゲームプレイを体験できる。
- ディスクドライブを後付けすれば中古パッケージ安く購入してプレイできる。
- PS専用タイトルをプレイできる。(スパイダーマンやゴーストオブヨウテイなど)
- SONYのヘッドフォンやヘッドセットとの親和性が高い。
- 本体価格以外のPS5のメリットをすべて網羅する上位互換。
- PSSRの技術でSteam Machineより多くのゲームで最高画質・高フレームレートでゲームプレイが可能に。
- Steam Machineより高画質でプレイできるゲームタイトルが多い。
- SSDが2Tもあるのでゲームが増えても保存容量に困らない。
ゲームをどのくらいの画質、どのくらいのフレームレートでプレイしたいかでも変わってくるし、Steam Machineは画質を落として使っているモニターが高リフレッシュレートに対応していれば200FPS以上のパフォーマンスを出すこともゲームによっては可能です。
一概にどのマシンをおすすめとは断言できずに申し訳ないとは思いますが、買う人のいくらかのヒントにしてもらえれば嬉しいと思います。

