友達とボイスチャットをする時や配信に使うマイクってどんな物を使っていますか?
イヤホンやヘッドセットに付属しているマイクでもVCをする分には問題はないと思います。
だけど声が聞きとりにくいと思われたり、ノイズが入っていたりマイクの音質が悪いと相手に悪いと思うこともあると思います。
ヘッドセット内臓マイクでも高性能なものはもちろんありますが、イヤホンに限っては高性能な内臓マイクは皆無ではないかと思っています。
ヘッドセットは頭の締め付けがきついな~とか、髪がつぶれて嫌なんだ~という人も少なからずいると思います。
そうなるとイヤホンを選択することになると思いますが、マイク音質をクリアするとなるとマイクは別に用意したくなりますね。
私が締め付けが苦手でヘッドセットからイヤホンに移行して長くなりますが、やはり周辺機器にこだわりが少し出てきたのもあったり、できるだけクリアなボイスをお届けしてフレンドのゲームプレイを邪魔したくない思いから今回紹介するSHUREのMV7+を購入するきっかけとなりました。
付属品

セット品がセールでけっこう安くなってたこともあり、ポッドキャストキットというスタンド同梱版を購入しました。
- MV7+マイク本体
- USBタイプC⇔USBタイプC ケーブル(3m)
- マイクスタンドベース
- マイクスタンドポール
- 5/8インチ – 3/8インチ 変換ネジ
- クイックスタートガイド
- MOTIV Mix アプリダウンロード用QRコード
MV7+とMV7はどこが違う?
まず、レビュー記事を見ていただく前に私はこのMV7+をUSBでPCと接続して使用しています。
オーディオインターフェイスを使用してXLR接続や、USBとXLR同時接続は試してないので、そこらへんをご留意してご覧ください。
購入前は価格が安いMV7との違いがよくわかっていませんでしたが、調べているうち使用するにあたって気になる点があったので多くの人が気になる点を共有したいと思います。
| (新)MV7+ | (旧)MV7 | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2024年 4月10日 | 2020年 11月2日 |
| カラー | ブラック・ホワイト | ブラック・シルバー・ホワイト |
| マイク構造 | ダイナミックマイク | |
| 指向性 | カーディオイド(単一指向性) | |
| ミュートボタン | 有り 本体タッチパネル | |
| 接続端子 | USB type C (最近のメジャー) | Micro USB type B(使いたくない) |
| マウントサイズ | 5/8″-27 スレッドマウント | |
| 専用アプリ | MOTIV Mix | ShurePlus MOTIV |
| 重さ | 573g | 550g |
| 市場参考価格 | 46,200円 | 35,640円 |
| 購入先リンク | 購入する | 購入する |
発売日
SHUREはポッドキャスト向けマイクSM7Bを2001年頃に発売し、いまだ配信界隈から絶大の支持を置いています。ゲインが低く出力が小さいことからプリアンプ必須と言われてる中でも長年愛用されてきました。
2023年にマイク単体でゲイン不足を解消する為に、内臓プリアンプを搭載したSM7dBを発売しました。
上記のモデルはXLR端子接続なのでマイクとは別途オーディオインターフェイスが必要です。
そこで2020年により手軽に高音質で通話ができるMV7が発売されました。
このマイクはPCやスマホに直接USB接続ができることができ、より手軽にSHUREの高品質マイクが利用することができるようになりました。
2024年に発売されたMV7+はマイクロUSB タイプB接続だったMV7の短所をタイプC接続に変更しさらに進化しました。
またDSP(デジタル信号処理)の進化によってアプリ性能もアップし、手軽に使用でき、かつ機能強化されました。
カラー
MV7+のカラー展開はブラックとホワイトがあります。
ご使用のデスク環境やお好みで選ぶといいと思います。
Amazonでは白の方がお安くなっている場合が多いようですね。

マイク構造
ダイナミックマイクはコンデンサーマイクと比較して耐久性に秀でており、ノイズに強くXLR接続時ファンタム電源も必要ないですが、短所というか特徴ですが感度が低い事もあり音量が不足しがちです。
音量が不足しがちな事もありUSB接続と相性が良くはないかもしれません。
ゆえにUSB接続のマイクにはコンデンサーマイクが多いです。
使用の際はボソボソと小さな声ではなく普通に発声した方が音量を稼ぐことができ、よりきれいに音声の出力ができるかと思います。
小さな声しか出せない環境、ASMR等の使用にはコンデンサーマイクが向いているかもしれないですね。
指向性
MV7+は単一指向性(カーディオイド)です。
マイク正面の音を主体で集音するため、できるだけマイク正面(頭頂部)に合わせ距離を近づけて声を出すことによってMV7+の性能を引き出すことができます。
コンデンサーマイクに多く、音を広い範囲で集音する無指向性マイクとは違い、エアコンや空気清浄機等の環境音、他人の声等の雑音を拾いにくいので配信やチャットには向いています。
ちょっとした豆知識ですが、テレビの漫才でよく使われている物は定価30万円以上するSONYの通称サンパチマイクと呼ばれている、無指向性の高価なハイスペックコンデンサーマイクです。
ミュートボタン
旧モデルのMV7のミュートボタンは音量表示に大きく場所をとられていて、ミュートボタンが小さいので狙ってタッチしなければなりませんでしたが、MV7+はタッチパネル全体がミュートのオンオフスイッチになったのでとっさのブラインドタッチができ便利になりました。

代わりにマイク本体で音量調整はできなくなりましたが、本体で音量を調整したい場面は自身の経験でほぼありませんでした。
接続端子
旧モデルのMV7は接続端子がMicro USB type Bでした。
ちょっと話がそれますがiPhone15(2023)からライトニング端子からタイプC端子に変更されました。
あのアップルが独自の端子を捨てタイプC端子に移行したことに歓喜した人は数知れずいるでしょう。
MV7もモデルチェンジと同時にMV7+も接続端子をタイプCに変更しました。
マイクロUSBタイプBからUSBタイプCになったことで接続する機器にもよりますが、通信速度が高速になるのでアプリの機能もよく効いてるような気がしますよね(笑)
さすがに2025年となってはマイクロUSB は絶滅してきていますが、タイプCもサンダーボルトに世代進化した規格は見た目でわかりやすくしてほしいと願っています。

MFi認証も取得しているのでアップル機器での使用も問題ありません。
ライトニング端子のモデルを使用している方はライトニング⇔タイプCのケーブルを別途準備しなければなりません。
またオーディオインターフェイスが必要ですがXLR端子による接続も可能です。
この方法で使用するとミュートボタンやMOTIV Mixアプリが使えなくなります。
XLR接続によるノイズ低減はメリット有りと言えますが、USB接続だと専用アプリによるデジタル処理がすごく優秀なので、ノイズを極力減らして高音質で録音をしたいとかそういう状況でなければUSB接続で必要十分だと思います。
マウントサイズ
マウントサイズは5/8″ですが取り付けるマイクアームのネジ径は確認した方がいいです。
この規格はSHURE規格と言われているようです。
マイクの全体的に5/8″とAKG規格と呼ばれる3/8″サイズが多いみたいですので、取り付けるマイクアームのネジ径をよく確認してください。
変換ネジで対応できるものがほとんどだと思いますが、マイクとアームのネジ切りの長さがマッチしない場合はさらに調整アタッチメントを付けないとしっかり固定できない場合もあります。
大概の場合はマイクアームやマイクスタンドに付属しているアタッチメントで対処できると思うので、特別こだわりがなければ変換ネジを別途購入する必要はないでしょう。
専用アプリ MOTIV Mix
MV7+ではMOTIV MixというSHUREのアプリをダウンロードして使うことができます。
USB接続時に使用できますが、強力なDSP機能を使うことによって、快適に高音質な音声を届けることができます。
旧モデルでも使用できるのですがMV7では使えないアプリ機能があります。
参考に、公式の機能比較を貼っておきます。
Xが入っている項目が機能として利用できます。

ホーム画面
まずはホーム画面ですが、はじめは正直わかりにくいし使いにくいが率直な感想です。

ソース欄に現在認識されているマイクが表記されています。
ミキサー側に登録させたい機器を選ぶとミキサー欄に反映され、ミキサーに登録されたデバイスはソース枠がグレーに変わります。
ミキサー側で”モニター”と表示されているのはMV7+本体の3.5㎜イヤホンジャックにヘッドセットをつなぐとPCを経由せずに音声を聞くことができます。
メインに表示されているMOTIV Mixアイコンはチャンネルのゲインの調整をすることができます。
レコーダー欄では音声のチェックや録音をすることができます。
OBSやディスコードを通していない生の音声になるので素体のマイク性能や音量が確認できるのではないかと思います。
録音した音声をPCに保存できますが、複数登録しているマイクがある場合は同時に録音しそれぞれ別のファイルで保存できます。
ミキサー機能
MOTIV Mixの最大のアピールポイントのDSP機能です。
マイクやアプリをデジタル信号処理をして音声をコントロールできます。
ミキサー欄MV7+の写真の〇をクリックするとマイク内のデジタル処理項目が表示されます。


・ゲイン
マイク入力レベルの調整ができます。自動レベルをオンにすると声に合わせて音量を一定に調整してくれます。
私は出力が小さいと感じたので自動にはせず、マニュアルで最大にしています。
・コンプレッサー
音を均一に調整するように制御してくれます。抑揚を付けて配信したい場合なんかはOFFでいいと思います。
ヘビー設定だと強めにコンプレッサーがかかり、大きな声でも小さめな声もより同じ音量にしてくれるイメージだと思います。
”明るい”って表現になっていますが翻訳がおかしくて、これは”軽い”方のライトです。
・リミッター
音割れを防ぎます。
叫んだりするような場面があるようならばONがいいかと思います。
・モニターミックス
自分に聞こえるサイドトーンの調整です。マイクレベルで入力を調整し、再生レベルは聞こえる音量レベルの調整です。
・トーン
音質を変える制御だと思いますが変化をあまり感じることができませんでした。

・リバーブ
広い空間にいるような残響の効果を付ける機能です。
調整によっては歌の録音に適しているかもしれないですね。
・リアルタイム・デノイザー
バックグラウンドノイズを低減します。配信やボイスチャットでは強力に効果を発揮しました。
この機能はONが良いと思います。
・ポッパーストッパー
ぱ行の発音等に出る破裂音の抑制をしてくれます。
楽器の録音時にはOFFにしておくのが良いと思います。
・ハイパスフィルター
エアコンや空気清浄機等の周波数のノイズを除去する機能です。環境によると思うので使って音を比較してみるといいと思います。
・LEDs
タッチパネル部にあるLEDランプのパターン、強弱、カスタムで色の設定を変更できます。
重さ

MV7+の本体重量は公式値573gあります。実測値は567gでした。
比較的重い部類に入ると思いますのでマイクアームと併用する際はマイクアームの耐荷重を確認してみてください。
私が使用しているマイクアームはGRAPHTというメーカーのロープロファイルマイクアームを使っています。
この商品は”取付上限重量 2㎏”という表記をしており、一応固定は問題なくできるのですが先端のマイクの固定角度によっては相当きつくクランプネジを締め付けないとマイクが下がってきます。
うまく締め付けて固定できたとしても無理矢理感が否めないです。何度も調整してたら金属が擦り減って固定が甘くなる未来が見えています。
購入する際は注意が必要です。

マイクの用途が配信メインの方は通常のマイクアームスタンドで問題ないとは思いますが、ゲームでVC使用ならロープロファイルを推奨します。
マイクアームが上からぶら下がっていると視界の邪魔になってプレイしずらいですからね。
市場参考価格
MV7+の市場価格はマイク単品では46,200円ですが、私も購入したポッドキャストスタンドが同梱されている商品もあります。
単品商品が割引されていると乖離もありますが、スタンド付き定価は約+3,000円前後です。

Amazonだと(2026年1月現在)旧モデルと新モデル、マイクアームやイヤホン等のセットのものが、商品ページ1ページでまとめられているので購入時は間違いのないように選んでください。
スタンドについて
スタンドの重さはかなりズッシリ頑丈です。
土台とポール合わせると800gほどあります。


MV7+単品では自立できません。
スタンドセットを購入するか、別途マイクアームスタンド等を準備してください。
またMV7+本体のみだと変換ネジが付属していないので、5/8″-27 スレッドマウントに対応する固定マウントを確認してください。
スタンドでマイクを利用する際の注意点ですが、机からの振動をけっこう拾っているようです。
パッドでプレイする分には問題ないですが、キーボードマウスプレイヤーは注意です。
キーボードを打つ振動を少なからずマイクが拾ってしまいます。
スタンドが重いので振動が伝わりやすいんだと思いますが、どうしてもスタンド利用したい人はスタンドの下にスポンジシートみたいな物でワンクッション挟んでスタンドを置くと振動が伝わりにくくなると思います。
使用中の気づき
やはり口コミ通り音質はすばらしいです。
サイドトーンである程度わかると思いますが、平凡な自分の声がカッコよく聞こえてしまいます笑
アプリ使用感に少しクセがあり使いにくいと感じることがありました。
少し使いこめばある程度わかりますし、一度決めてしまえば細かくいじることもないです。
私はボイスチャットで運用することを前提に購入したのでディスコードで使用してみましたが相手へ伝わる音声が小さい?みたいです。
フレンドに音声どう?って質問すると、音声自体はクリアだけど音量が小さいと言われました。
フレンドは自分に対して個別で出力をMAXにしていたみたいですが、それでやっと普通な音量で聞こえると言われました。それでももう少し音量欲しいと言ってました。
サイドトーンで確認した音量はまったくあてにならないと気づきましたね。
これは私のリサーチ不足でしたが、後々調べてみると”音量が小さい”と感じている使用者が少なからずいるみたいです。
・XLR端子の使用前提だがマイク後にプリアンプを繋げる。
・オーディオインターフェイスに接続してオーディオインターフェイスのゲインを上げる。
などXLR接続をして運用するのであれば対策は簡単かと思いますが追加費用がかかってきます。
アプリに力を入れていると感じたので、USB接続で運用することを目的としているユーザーがこの商品のメインターゲットだと思っているので解決策もありそうですが…
まとめ
SHURE MV7+のレビューと使用感について長々と記載させていただきましたがいかがでしたでしょうか.
音質はさすがのSHUREで私はとても満足しています。
USB接続だともう少し音量が欲しいと思うところもありますが、アプリがとても優秀なので快適にボイスチャットでききています。
ディスコードを介して使用するときは注意が必要ですが、単体で録音したり配信するならよい選択肢になると思います。
見た目やサイズ感もいいし、所有欲も満たされます。コアな配信者やそこまでこだわりがなければ何十万もするようなマイクでなくても必要十分です。
何気にLEDもキレイで目障りにもならなく無駄に点灯した状態で使っています。というか、LEDを完全に消灯することはできませんでした。
価格がゲーミングメーカーの物に比べると割高に感じるとは思いますが、頻繁に割引セールされている印象なのでタイミングを見計らってお得に憧れのSHUREをゲットしてください。


